アメフト学生が年数億円を稼げる理由【京大から東大への移籍可能⁈】
甲子園と花園と箱根駅伝を合算したぐらいの超人気スポーツであるアメフト!が日本(大学)でも話題なのでまとめ
・学生が年数億円稼ぐ!
・トランスファー(転校)システムを年1万人が利用!
・国公立がスポーツ強豪校!
・米国主流派の文化や思考回路を理解するには必修!
〇学生の年収は数千万~数億円!
従前は、優秀なコーチや豪華設備で学生を引き付けていたが、学生への支払禁止が米最高裁で2021年に違法とされ、大口寄付(寄付金分は減税)や広告収入を原資に、
・学生が年収数千万~数億円!
・チーム全員に900万円の車プレゼント!
・スター学生選手との夕食会は300万円!
という事例もあります。(NYT記事による)
日本で言えば、甲子園と花園と箱根駅伝を合算したぐらいの超人気スポーツなので、生み出している付加価値がスゴイのです。
例えば、10万人収容のスタジアムで試合観戦チケットが一枚1万円~3万円!
放映権料も凄く、優勝決定トーナメント戦3試合×12回分だけで1兆円単位。
民放連盟の発表によれば日本が払う2022冬と2024夏のオリンピック2回分の放映権が440億円ですのでそのすごさがわかる。
私としては、価値を生み出す人は正当な報酬を得るべきと考えます。
お金を沢山もらっても、年は取るわけです。学生スポーツの感動の源泉は一期一会的なせつなさであり、それは米国大学フットボールでも堪能できました。
〇移籍(転校)でアメフト廃部でもOK⁈
UCLAのクオーターバックのスター選手がトランスファーポータルに登録されたというNYT記事がありました。
西海岸の大学1年生が、2年目から五大湖の近くの大学に転校するという観測記事です。
日本で言えば、京大にスポーツ推薦で入部したエース投手が東大に移籍するようなものなのでビックリですね。
(京大にスポーツ推薦があるようなのがビックリという解説は次節で詳細に述べます。)
米大学スポーツの1部リーグは移籍するときはこのトランスファーポータルに登録することが義務付けられており、年間1万人もの1部リーグ選手(うちアメフト選手は2500人)がこの移籍システムを利用しています。(チャンピオン・マガジンによる)
ちなみに、米大学スポーツでは、1年目は試合に出ないことを条件に、2年目から数えて4年間の出場資格を得ることも出来ます。
日大アメフト部の大麻不祥事件による廃部検討についても、無実の選手はこのような仕組みで移籍(転校)したらいいと思います。
〇国公立がスポーツ強豪校
スポーツの専門家などの有識者の判定で選ばれた上位4校がトーナメント形式で優勝決定戦(プレーオフ)を実施します。
そのランキングをCFPランキングというのですが、NYT記事によると現在の上位4校は以下の通り、全て国公立です。
・ジョージア大学
・ミシガン大学
・ワシントン大学
・フロリダ州立大学
日本でいえば、甲子園優勝が筑波大付属高校、準優勝が都立日比谷高校、3位と4位に府立北野高校と県立高松高校みたいな感じです。
(UCバークレーがランクインしてないので筑駒を登場させていません)
国公立がスポーツ強豪校として、甲子園と花園と箱根駅伝(を合体させた大会)の上位を全て独占しているイメージ。
アメリカの大学は私立も国公立も全て、総合選抜入試であり、スポーツ推薦入試も行われているからです。
ペーパーテストで難問を解く「一般学力入試」はありません。
(詳しくは、過去記事「米国大学入試制度解説」へ)
大学で一番給料が高いのもアメフトの監督だったりします。
日本で言えば、東大総長よりも東大野球部の監督の給料が高い!のようなイメージです。
〇米国文化の理解にアメフト観戦は必須!
米国主流派の文化・スポーツ・話題の中心にあるのがアメフトです。
留学したら、学生用の年間パスを購入して全てのホームゲームを観戦するのは必須です。
日本人村向けにSNS発信を頑張っている留学生アカウントにアメフトが登場することが少ないですが、必修科目として、テールゲートパーティ(試合前から盛り上がるためのパーティ)から参加して世界最強国の文化を体験するのをおススメします。クオーターバックは殆ど全て白人であったり、彼らの思考回路を吸収できます。
(2023/12/2)
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