「今年行くべき52か所」日本スポット20年分紹介【米紙NYタイムズ】

毎年、年初に発表されるニューヨークタイムズ紙の「行くべき52カ所」が、国内メディアにて大々的に報道されています。

〇過去すべての日本のスポット一覧

2005年から発表が始まっているNYタイムズの「今年行くべき52か所」のこれまで紹介された日本のスポットを一覧で振り返ってみました。

(1年間の週の数である「52」か所に固定されたのは2014年から。)

〇2025年 30位 富山

出典:NYタイムズHP


2025年に行くべき旅行先の30番目に能登の玄関口であり地震豪雨災害からの復興として観光誘致を進めている富山がランクイン。

文化豊かで飯うまく、すいてるよ! との触れ込みです。

ガラス美術館、おわら風の盆まつり、富山城址公園の他、
飲食スポットとしてワインバーのアルプ、おでん屋さんの飛騨、カレー屋のスズキーマ、珈琲駅ブルートレイン、ジャズバーのハナミズキノヘヤを紹介。
(下記ギフトリンクの記事中にグーグルマップへのリンクあり)

NYタイムズ紙は選出にあたり、国際イベント開催や災害復興の観点を踏まえているとのことです。


 38位 大阪

食と商のまち大阪の革新的プロジェクトとして、グラングリーン大阪(公園)を紹介。

ウォルドール・アストリアホテル、フォーシーズンズホテル、万博の開催のほか、進歩主義的都市としてLGBTQ+のコミュニティセンターであるプライドセンターを紹介。


ギフトリンクなので全文読めます→2025年に行くべき52カ所の英語記事全文

〇2024年 3位 山口

また、NYタイムズHP画像に明示されている数字(下に引用している山口の場合は「3」)は、NYタイムズ紙は1位は選んでいるが、それ以外はランク付けしていないとしているので、「3番目」と表記するのが厳密ではありますが、歴代の記事を読んでみる限り、どうもおススメ順に並んでいる印象なので「3位」と表記しても差し支えないと思います。
今年行くべき52か所山口
出典:ニューヨークタイムズHP

2024年のNewYorkTimesオススメ旅行先の3番目に西の京として大内文化を伝える山口市がランクイン。

瑠璃光寺五重塔、水ノ上窯、祇園祭り、湯田温泉、ログ珈琲ロースターズコーヒーボーイ原口珈琲、カウンターで頼むおでん屋さんが紹介。


去年紹介された盛岡はすごくインバウンド増加したので、インバウンド殺到の予感がします。

ちなみに、1位は北アメリカの皆既日食で、2位はオリンピックがあるパリです。

ギフトリンクなので全文読めます→52 Places to Go in 2024


〇2023年 2位 盛岡

2番目に盛岡

大正時代の建物が並ぶ「歩ける街」、北上川、盛岡城址公園、ナガサワ珈琲店、あずまやのわんこそば、芸術本屋のBooknerd、ジャズカフェのJohnny’s、田沢湖と周囲の温泉が紹介されていました。

2番目というインパクトと、あまり取り上げられることがなかった地域であるために、2023年は盛岡にインバウンドが殺到しました。


 19位 福岡

19番目に福岡のラーメン、やきとり、おでん、中洲のリバーフロント・繁華街に足を延ばせばワイン・コーヒー・フレンチソーセージとガーリックトースト、など100軒の屋台が紹介されました。


〇2022年 19位 京都

19番目に京都の町屋がゲストハウス、ブティックや高級レストランにリノベーションされているという紹介でした。


〇2021年 39位 北海道

紅葉の魅力について言及され、ロッジ・ヌタプカウシペの温泉(と完全裸で入ることや混浴への驚き)、大雪山国立公園、サッポロビールが紹介されていました。


〇2020年 9位 東京

東京オリンピック、豊洲魚市場のツナのせり、Flipper'sのスフレパンケーキ、Bear Pond Espresso のチョコラテ珈琲、Kitakoreビルでの衣料品ショッピング、中野ブロードウェイ、伝統的下町としての谷中代官山Tサイトの本屋、世界初のミシュラン星ラーメンであるTsuta、東京スカイツリー、中野ビール工房、レコードバーのトラックが紹介。

〇2019年 7位 瀬戸内海

7番目に瀬戸内海

瀬戸内芸術祭、豊島、本島、広島平和記念資料館、シトラスとオリーブ畑を抜けるサイクリング、しまなみ自転車フェリー、ガンツウの瀬戸内クルーズ(お一人100万円くらい...)、瀬戸内水上飛行機ツアー(こちらはお一人2万円くらい)、スタートアップ企業エールの人工流れ星チャレンジが紹介されていました。

当時のスケジュールでは人工流れ星は出来なかったとのことですが、同社HPによると、2024年から2025年にかけて3号機を打ち上げて再チャレンジするようですので、頑張って欲しいです。


〇2018 27位 日本海側

2018年は27位に越後つまり芸術祭、能登半島、城崎温泉の温泉寺、特急瑞風、琵琶湖のマリオットホテルなどの日本海側がおススメされていました。


〇2017 15位 大阪 

15番目に、鶴橋、福島、91のミシュランレストランなどの大阪の食、味吉兆、大庵、国際宴祭りが紹介。


 52位 琉球諸島

52番目に、160の琉球の島々。ユネスコ世界遺産、千年杉、奄美ネズミ、古代の寺と白、砂浜、ダイビングスポット、那覇大綱挽まつり、Abercrombie and Kent cruiseのクルーズ(15,495ドルより)が紹介。


〇2016 38位 関西

2016年は38位で、醍醐寺の紅葉、伊勢熊野5日間JRパス、宝塚の同性婚、豊国神社となりのフォーシーズンズ京都、伊勢志摩国立公園の Amanemu 、G7サミットなど関西が紹介された。


〇2015 35位 四国

2015年は35位四国で、45番札所岩屋寺、お遍路、松山、道後温泉が紹介。


〇2014 18位 石垣島

2014年は18位にサーフィン、砂浜、サンゴ礁、新空港とピーチ航空大阪便が紹介。


 41位 野沢温泉

火祭り、野沢温泉スキー場、蕎麦屋、温泉、外国人向けレストラン・カフェ・バー、Craft Roomのコーヒー、 Tamon の地元食材懐石料理、Jon Nobiのランタン部屋、レストラン火祭り、Backyard Travel 社のツアーによる7世紀の寺や雪猿めぐりが紹介。


〇日本最古は2011年のニセコと沖縄?

NYタイムスHPの検索に出てくる「いくべき52か所」は2014年が最古。

それより前は、個所数が変わっていたり「Where to Go」だったりする。

確認できる範囲で、2011年のニセコと沖縄が日本最古。

タイムズ紙はこのリストの目的として、穴場スポットを早めに案内して、オーバーツーリズムを緩和するのだと豪語している。

確かに、14年前にニセコ行っとけば、かなりマシだったと考えると、あながち誇大広告でもない。


2013年は「行くべき46か所」で発表され、日本はなし

2012年(ギフトリンク記事)は「行くべき45か所」で発表され、日本は東京が6位。

大震災で観光のチャンスみたいな表記は修正されたらしいです。(元々の表現は現在確認できず)


2011年(ギフトリンク記事)は「行くべき41か所」で 12位にニセコ、39位に沖縄

2010年(ギフトリンク記事)は「行くべき31か所」で、日本はなし

2009年は44カ所だが日本はなし。

2008年(ギフトリンク記事)は53カ所で日本はなし。

2007年は24カ所。あえて言えば、東京のペニンシュラホテルとリッツカールトンが紹介されているが、ホテルの紹介であり、「まち」がおススメされているとは読めない記事の気がします。「Destinaions of 2007」全体編非ギフトリンク記事ホテル編非ギフトリンク記事

2006年は20カ所で日本はなし「The Destinations of 2006」非ギフトリンク記事

2005年は38カ所で日本はなし。「Where to Go in 2005」ギフトリンク冒険編記事←危険なスキー場多め。家族向け編記事、豪華編記事セレブ編記事


東京とか京都が紹介されても国内的にはあまり盛り上がりません。

やはり、日本人も気づいてないようなスポットが紹介されると、大きくニュースになる気がします。

(初稿2024/1/10 2024/1/12 2018年以前を追加 

  2025/1/8 2025年情報と2009年以前情報を追記)


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