来年の東大合格者数の予想【灘・筑駒を聖光が抜き、栄光vs浅野や日比谷vs翠嵐で逆転が起きる2024年⁈】

来年の東大合格者数を、直近の東大実戦模試受験者数から推計。聖光vs灘・筑駒栄光vs浅野日比谷vs翠嵐逆転が起きるかが注目される

本推計手法では35%の確率で±10人以上の誤差アリ】

1位開成

2位筑駒89.0人

3位聖光88.7人

4位灘84.9人

5位...(続き→)


〇模試受験者数の増減

1年前の冬の東大実戦模試との比較で20人以上受験者数が増えているのは、開成、聖光、県立横浜翠嵐、県立浦和、豊島岡女子。特に、豊島岡は30人以上増えています。


10人以上東大模試の受験者が減っているのは、西大和、渋幕、桜蔭、海城。特に海城は20人以上減っています。


〇合格者数を推定

各学校が発表する合格者数を、模試受験者数で割り算すれば、合格率を近似できます。すなわち、


合格率」=「模試を受けた学年の東大2023合格数」÷「駿台東大実戦の2022冬模試受験者数」


そして、各学校の生徒の質は去年と同じと仮定すると、去年の「合格率」を直近の東大模試受験者数に乗ずれば、予想合格者数が算出できます。


2024予想合格数」=「2023冬模試の受験者数」×「合格率


つまり、どれだけ東大受験者数が増えたかにより、東大合格者数が決まるという仮定を置いています。


【来年の東大2024合格者数ランキング予想】

東大合格者数予想

(注1)
同様の考え方で2021年度データにより検証したところ、35%のケースで±10人以上の誤差が生じました。(つまり上表の「2024予想合格数」についても同様の誤差が生じる蓋然性が高い
(注2)
駿台東大実戦は入試本番のわずか3か月前の11月に貴重な丸2日つぶれるので、この模試を受けた人は9割方実際に東大を受験。しかし、合格率が約2割以下の学校では模試受験後に、諦めて、他の国立大を受験している人の割合が高いのではないかと思います。なお、東大の実質倍率は約3倍。
(注3)
2022冬模試受験者数65人以上の学校を入力。

〇中学入試への影響

そして、来年度(つまり2025以降)の中学入試への影響を考察します。


1月校には、大した変動要因はないでしょう。

2月1日校では、いつものメンバーがトップ9にランクインする試算です。

麻布、駒東は合格率のブレが大きく上表の試算値よりも下がる可能性あり。


2日校については、聖光が筑駒灘を抜く可能性もあり人気上昇要因。

栄光49.2人は背後に浅野48.0人が迫ってきており、逆転あるかが注目されます。

豊島岡41.2人が渋渋41.9人と並ぶ可能性があり人気上昇要因。


3日校については昨年の合格率で試算した上表では、浅野>早稲田>海城ですが、一昨年の合格率を用いて試算すると海城45.0人>浅野38.5人>早稲田31.3人であり、この3校はデッドヒートを繰り広げ、人気も均衡していくことが考えられます。


公立高では、日比谷50.5人は高位安定で、翠嵐50.2人が並ぶ可能性もあり、県立浦和は40人台の回復へ。

つまり、首都圏公立校の堅調な東大合格が見込まれるため、中学受験の過熱化につながる要因は生じないでしょう。


その他としては、9位以内と10位以下の予想人数の断絶が16人と大きく、10位争いは熾烈になるものの9位以内は昨年同様の面子によるコップの中の争いとなりそうです。


(合格者数実績はインターエデュHPか学校HP。模試受験者数はネットで教えてもらった情報。上記の通り35%のケースで±10人以上の誤差が生じており、あくまで試算です。)

(初稿2023/12/15)


本予想の検証結果(2024/3/10執筆記事)


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