不合格覚悟で東大に突撃する生徒が多い学校【改訂版】

毎年、東大合格者数のランキングを眺めながら思う。

どれくらいの人が受験したんだろうか?

無謀な突撃をしている人が多いだけなのか?

露と散った人数は?

そして、先日「東大への玉砕率」の記事を書きました。

しかし、本番の東大受験の「直前の」東大模試の受験者数のデータで計算できていないのが致命的弱点で、データが欠けている学校も多かったのですが、ネットサーフィンしたら転がってました。

〇東大実戦の高校別受験者数

「直前の東大模試の受験者数」が74人以上の学校の数値を入力して改訂版を以下にアップします。

東大玉砕率
(「玉砕率」は東大模試受験者のうち合格しなかった者の割合)


〇東大模試の高校別受験者数の更なるデータ提供

と思ったら、更なるデータを提供いただきまして、模試受験者65人以上の学校を入力したら、ナント、甲陽が1位に飛び込んできました!

京大と国医も活用して、東大へは粒ぞろいのメンバーで遠征していると推測します。


(「合格率」=合格数/「直近の東大模試受験者数」)
東大合格率


なにかと東大への誘導がネット上で話題になる19位西大和より下の、県立横浜翠嵐以下の学校は、かなり、不合格覚悟で東大に突撃するチャレンジ精神旺盛な生徒が多い(冬の東大模試後に受験校を変更した者も含む)といえます。


さすがに、栄東などの26位以下の学校では、いくら直前の東大模試を受けたといっても、ホントに東大受けた生徒が90人もいるとは考えにくいので、受験自体をあきらめ、実際には東工大などを受験しているでしょう。


意外なところでは、東海早稲田が着実に東大を仕留めに来ていること。

名大・国医や早稲田推薦をうまく活用して、粒ぞろいのメンバーで東大受験グループを構成している模様です。


開成と桜蔭が突撃気味なのは、受験マニアには馴染み深い光景でしょう。


筑駒聖光合格率が高いのは意外ではないのですが、それにしても、半数は露と散り、諸行無常の響きを感じます。


(合格者数はインターエデュHPか学校HP。模試受験者数はネットに転がっていた未確認情報です。)

(初稿2023/12/9)


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