【超初心者向け米国一流大入試制度の解説】超優秀生が米国16大学に不合格の理由

米国版共通テストほぼ満点の学業成績超優秀でグーグルも認めるレベルのプログラミングの特技もある高校生が、米国有名16大学から不合格をもらった件が、米国の全国ネットワークレベルのABCニュースで大きく取り上げられたという。

なぜなのであろうか、超初心者向けに米国大学入試制度を概観し、その不合格の理由を探る。 

超優秀児が米16大学に落ちまくり


〇米国難関大学入試制度の特徴

米国一流大学(院)入試は、日本で言えば、慶應幼稚舎あたりの入試を過激にしたイメージ。

つまり、

・とにかくブラックボックスな選考基準(落ちた理由は教えてもらえない)

・パパが東大だと加点(親族卒業生加点制度

・実家が太い(寄付)と加点

・高校・大学のネームバリューで加点

エッセイで、「クラブ・スポーツ・サークル活動やボランティア活動などの多様な経験」をアピールし、「イケてて友達に人気ある人間」であるとアピールできると大幅加点

共通テストは7割でOK(高校成績でも細かな差をつけない)

・2次試験ナシ(難問勉強必要なし

みたいな感じ。

なので、米ドラマ『ゴシップガール』でハチャメチャな高校生活を送っていたセリーナやネイトがアイビーリーグに行けちゃうストーリーも視聴者に受け入れられるのです。


つまり、ペーパーテストや高校生時代の学業成績は、どうしようもないバカではないことの確認に使われており、95点の人は90点の人より偉いとか加点するという発想はない


人生をかけて、いかれにレジュメに記載できる「経験」を(金をかけて)仕込んでおいたか、その難関大コミュニティにおいて歓迎すべきイケてる人間であることをアピールする勝負。


「経験」を作るには金が要ります。レジュメに記載するための海外ボランティアツアーに百万円単位の金を払う家庭もあります。

ラクロスなどのスポーツ系クラブ活動も金かかりますし、その他習い事もプロの先生に相当の金を払わなければ、レジュメに記載できるレベルにはなりません。

習い事・クラブ活動・ボランティア活動を10個以上やり、優秀な指導者に金を積みレジュメに記載できるレベルにするイメージ。

経験重視の総合型入試は金持ちに有利であり格差を拡大させています。


日本の綺麗事系の教育コメンテーターは、日本の学力重視の入試制度は経済的に平等公平であることを分かっていません。



〇グーグルも認める超優秀生徒が不合格の理由

16校の米難関大に不合格となった超優秀生徒は、

米国版共通テストほぼ満点(1590点/1600満点中)

高校時代の学業成績が超高得点(加重平均GPA4.42点)

ハッキリ言って、日本でいえば、センター満点、内申点はオール5の超優秀生のイメージでいいでしょう。

ABCニュースでは、教育専門コンサルタントが以下の通り落ちた理由を推測し解説しています。


【落ちた理由】

アジア男子

・工学部人気

・特にコンピュータサイエンス人気

特技がプログラミングのみに特化されすぎ


わかりやすく言うと、超難関大の白人コミュニティにおいては、名脇役も必要とされているが、「アジア」の「子」が「成績優秀」で特技「コンピューター」のオタクというのは、ありきたりすぎて希少価値がないので落ちたと言う事です。

脇役として採用されるにも、希少価値が必要なのです。


でも、これも教育コンサルタントの推定であって、「選考基準や配点非公表はもちろん、落ちた理由も教えてもらえない」というのが米国大学入試。


これに比べれば、配点が公表され、得点も開示される日本の大学入試制度は透明性と公平性が非常に高いシステムです。


なお、この16大学に落ちた男子はグーグルが採用してくれた(つまり高給取りになった!)とのことです。

グーグルに採用されるほどの人が落ちたので、さらなる反響を全米で呼んでいます。


念のため再度、落ちた理由について言及しておくと、教えてもらえないので「わからない」というのが米国大学入試制度です。


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