複数回入試校では子ども達の将来にどれくらい差がある?【入試日別東大合格実績】
複数回入試がある中高一貫校の入試日別(回数別)で生徒たちの東大合格実績にはどれくらい差があるのだろうか?
確たることは分からない。
僅少なデータをもとに考察してみる。
〇入口偏差値は違っても出口偏差値は一緒?
学校説明会で堂々と入試回数別の東大合格実績を発表してくれた学校があった。
2月1日N偏差値○○
2月2日N偏差値○○+5以上
2月5日N偏差値○○+5以上
と、3つの試験日がある。
1日受験を検討している家庭にとっては、2日以降の高偏差値で合格した「1日校残念組」が、大学合格実績を稼いでいるのでは、という思いが頭をよぎり、1日で合格しても、いい大学に行けないのではないかと不安になる。
しかし、発表された東大合格者数は各試験日にバラバラに分散しており、偏差値との相関関係が見られないデータだった。
学校としては、1日入学組の不安を打ち消すデータを公開し、1日に受験して欲しいということだ。
しかし、正直2日以降での受験を検討している家庭からすると、衝撃のデータだ。
この学校に高偏差値で入学しても6年後には、この学校の平均値に収れんしている可能性が高いという恐怖のデータである。
2日以降受験組としては、受験する気がそがれる。
〇6年間の過ごし方の違いが大きい
しかし、体感や中受時代からブログやってた方のその後の経過を見てみると、1日校残念組で高偏差値だった方々は、進学先でも良好な成績のように見受けられる。
現時点では、
高偏差値で入学した1日校残念組は、スタート時にその学校上位層になる素質があるが、進学先の学校の環境(平均値)に近づく傾向もあると認識。
どちらにしても、中受後の6年間の頑張りが重要であることは間違いない。
(あたりまえか...)
でも気になるので入試日(回数)別の大学合格実績をご存じの方がいたら、是非データを教えて頂きたいものだ。
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