スキー場のサブスク化とベイル続落
スキー場のサブスク化を進めるベイルリゾート
リフト一日券を4万円以上に設定して、買う気を失わせ、
15万円の共通シーズン券(提携80カ所)を購入させる
駐車場料金や、スクール(ベイルのキッズグループレッスンは1日6万円!)、レストラン、用品販売で売り上げアップを狙う。
これらのスキー場のサブスク化により、人手不足や雪不足によるリスクを顧客に転嫁しつつ安定的なキャッシュを確保することにより、スキー場経営の安定化が図られた。
でもベイルの株価は続落中。。。
記事(画期的な問題?)によると、
実際にベイルリゾートの直営スキー場(42カ所)では、来場者の75%がシーズン券ホルダーであり、日本に比べて驚異的に割合が高い。
特に、大都会近郊の日帰り小規模スキー場も買収して、同じシーズン券でロッキー山脈の大規模スキー場に行けるので、「行かなきゃ損!」と思わせて、お高いロッキー山脈の系列リゾートホテルに宿泊させる戦略。
ベイルリゾート経営のブリッケンリッジスキー場(コロラド州:著者撮影) |
記事中に、パークシティスキー場に正月5泊した4人家族は150万円かかったとあるのを見て、アメリカ国内でもそんなにかかるんだったら、いっそ日本のスキー場に行きたくなる気持ちが理解できました。
で、リフト券等の値上げも限界で、収益改善余地がなくなり、
アメリカ国内スキー場も買い尽くして、事業拡大余地がなくなり、
サブスクでスキー場が混雑しすぎて満足度が低下し、
要の共通シーズン券の売り上げ低下を予兆として、株価が続落している模様。
えげつないアメリカ企業を見ていると、日本のスキー場はまだまだ、利益改善余地があるなと思い、安心してスキー銘柄をホールドできます。