大統領も大学入試で点数稼ぎ⁈(制度を叩いて大衆受けを狙う)
〇米大学入試をめぐる報道が相次ぐ
またまた、米難関大学入試のNewYorkTimes記事が出ていた。ネタとしては既に報道済みの様な気がするが、左寄りの新聞なので、反既存エリート金持ち層のキャンペーンでも始めたのかな?
・テストが同点で比べて、卒業生子弟は合格率4倍。所得上位1%の卒業生子弟は合格率5倍!
・同じ人間が同レベルの難関大に出願したら合格率11%だったが、親の出身大学に出願すれば合格率37%に上昇!
・ハーバードでは卒業生子弟の7割もが白人なので、白人優遇制度となっている。(米国若者人口比では白人は5割にとどまる)
(以上データはNYT記事による)
日本で早稲田法の合格率11%の人間が慶応法だと37%になるまでの差はないので奇特な制度。
しかしまあ、ここまで露骨な差があるのにめげずアジア系米国人は、ペーパーテストの勉強を頑張って高得点を取るのは偉いな。
テストの点のみで勝負したら7割方アジア系になってしまうのが目に見えているのが、米国社会で好まれていないのに、点取るしかない現実。課外活動でリードできるような社会的地位が無い、というのが現実なのだろう。
〇米一流大の入試制度は政治的に叩きやすいスケープゴートになりつつある
別のNYT記事によれば、バイデン大統領はレーガン大統領以来のアイビーリーグ出身でない大統領であり、庶民派アピールの為に、文部省人権局による調査を行わせており、民主党共和党ともに、超党派で袋叩きの動きがあり、卒業生子弟優遇や寄付者親族優遇の入試を禁止する法案も続々と各州で準備されているとのことである。
政治的には、予算や困難な立法を伴わずに、叩けば、大衆受けするネタになっている。
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